八卦六十四掌は、日向一族本家の秘伝の体術である。白眼によって使用者は自分の周囲にほぼ完全な球体を見渡し、自分が八卦の印の中心にいることを想定する。そして、その印の内側にいる目標に対して一連の打撃を放ち、六十四のチャクラ穴を打つ。これらの穴が封じられることで、敵の体内のチャクラの流れが止まり、動きにくくなるだけでなく、いかなる術も使えなくなってしまう。六十四の打撃は複数の目標に分けて放つこともでき、例えば飛来する飛び道具を弾くために用いることもできる。
打撃は六つの段階に分けられる。まず二撃、次にさらに二撃(計四撃)、続いて四撃(計八撃)、八撃(計十六撃)、十六撃(計三十二撃)、そして最後に三十二撃(計六十四撃)である。各段階は同じ時間を要するため、段を重ねるごとに打撃の速度は増していく。最後の三十二撃の段階は特に難しく、使用者には大きな決意と前方への強い突進が求められる。打撃を受けるにつれて目標は後方へ押し戻され、最後の打撃の総合力は目標を木の幹を突き破らせるほどに押し通すことができる。