幻灯身の術(げんとうしんのじゅつ)は、長門が「暁」のメンバーと遠隔通信を行うために使用する補助的な忍術である。各メンバーはそれぞれ別の場所にいながら、精神の波動に集中し、それをチャクラに変換して送信する。これらの信号はペインによって受信され、ペインは一種の中継塔の役割を果たす。すなわち、この術は精神の波動を増幅し、指定された地点へと転送し、そこに集まった者たちの幻影の体を形成する。これらの投影は単なる無言の映像ではない。メンバーは自由に会話し、情報を交換し、互いに数百キロメートル離れていながらも、いくつかの術を実行することさえ可能である。
幻影の体は使用者本人の姿をしているが、目を除いて半透明であり、印を結んだ両手を組んだまま動かずに立っている。その映像は干渉を受けやすく、まるで電気的な放電の影響を受けたかのように明滅し歪み、声も特徴的な電子音を帯びた変調した響きとなる。これにより「暁」は、各自の隠れ家を離れることなく、かつ敵の諜報網の手の届かない場所で、秘密の会合を行うことができる。