飛雷神の術は、千手扉間が生み出した時空忍術である。その本質は、使用者があらかじめ目標に特殊な術式を刻んでおき、その後、距離に関係なく、どこからでもその印へ瞬時に移動できるというものである。術式は簡単な接触で刻まれ、印の持ち主が死んだ後も、物体上に永遠に残り続ける。使用者は好きなだけ目標に印を刻むことができ、望むときにそのいずれへでも瞬間移動できる。
戦闘において、この術は使用者をほぼ捕捉不能な戦士へと変える。敵に印を刻めば、相手が反応する前に攻撃できるし、相手が逃げ出そうとしたときには瞬時にそばに現れることもできる。防御のためには、術式を投擲武器、例えば特殊なクナイに刻むことが多く、それを戦場にばらまいて瞬間移動のための点のネットワークを作り、どんな攻撃からも容易に逃れられるようにする。瞬間移動の際、使用者は手に持っているものやチャクラで繋がっているものすべてを一緒に運ぶことができ、また自分自身は移動せずに個々の物体だけを移動させることもできる。
千手扉間と波風ミナトは、まさにこの術のおかげで、その時代最速の忍として名を馳せた。ミナトは第三次忍界大戦中、「木ノ葉の黄色い閃光」という異名を得た。それは、最も予期せぬ場所に現れ、部隊が何が起きたのか理解する前に壊滅させることができたからである。反射神経と瞬間移動の組み合わせにより、扉間は爆発の瞬間に求道玉さえも迎撃でき、ミナトは神威への引き込みを回避できた。
両者の達人はそれぞれ独自の派生技を持っていた。扉間は瞬間移動後の即時攻撃のための飛雷神・斬を開発し、ミナトは尾獣玉のような様々な攻撃を別の場所へ瞬間移動させる障壁を作り出す飛雷神・導雷を開発した。第四次忍界大戦中、彼らはまた、戦闘中に互いの位置を入れ替えることを可能にする共同技、飛雷神の互換術式も使用した。