屍骨脈(しこつみゃく)は、カグヤ一族の血継限界であり、所有者が自身の骨の構造と成長を完全に制御することを可能にする。この能力の保持者は、骨組織の生成を担う骨芽細胞、それを破壊する破骨細胞、そして強度を決定するカルシウム密度という三つのプロセスを操作する。身体が物理的に疲弊していない限り、体内のあらゆる部位で骨を無制限に成長させることができる。
戦闘において、使用者は瞬時に骨の刃、棘、ドリル、さらには全体のプレートを形成し、皮膚を突き破って外部に押し出し、攻撃または防御に用いる。骨は特定の目的のために中空にすることも、刀の直接攻撃に耐え得るほどに硬化させることもできる。必要に応じて、骨を弾丸のように身体から発射する。抜かれた骨はほぼ瞬時に新しい骨に置き換わり、裂けた皮膚も同様の速度で修復される。この生来の万能性により、使用者の身体は生きた要塞かつ武器庫と化し、そのためカグヤ一族は自らを無敵と信じていた。