幼少期からトビラマは厳格な性格と、感傷的ではない率直さで際立っていた。彼は早々に、氏族間の無限の殺し合いの無意味さに気付き、血だらけの行き詰まりから実利的な解決策を見出そうとした。規則と秩序を感情よりも優先し、ただ厳格なシステムだけが戦争の混沌を鎮められると信じていた。当時すでに、理想主義の兄ハシラマの対極に立ち、兄が夢に取りつかれすぎたときは牽制していた。外見上の冷たさにもかかわらず、弟たちの死が彼を深く傷つけ、忍びの世界を変える決意を固めた。うちは一族に対しては警戒心が嫌悪に近いほど強く、彼らが自己優越感と復讐に取り憑かれていると考えていた。戦闘では彼は計算高く、容赦なく、敵に少しも余裕を与えなかった。彼の行動は迅速かつ正確で、攻撃は敵の予想だにしない瞬間に襲いかかった。家族や一族の未来を守るためなら、ためらいは一切なかった。イズナ・ウチハへの致命傷は、彼にとって個人的な復讐の行為ではなく、生存の論理に基づく軍事的必要性だった。マダラが敗北したとき、トビラマは彼を倒して脅威を永遠に排除しようとしたが、ハシラマの介入が刀を止めた。彼は兄を心から愛し尊敬していたが、兄の優しさが危険な弱さだと考えていた。すでにその頃から、彼には個人の運命よりも全体の安定と安全を重視する将来の統治者としての素質が見えていた。彼の意志は、手にした剣と同じくらい揺るがなかった。そして彼は滅多に感情を表さなかったが、もし感情が噴き出すときの怒りは恐ろしく、止むことを知らなかった。